イワシ好きだけど臭すぎ…。
イワシは安価で美味しいお魚ですが、生臭さが気になりますよね。
特に自分で下処理をする時は、生臭さに苦労することあるのではないでしょうか?
イワシに限らず、生臭さは青魚全般に言えますが、イワシは特に気になります(^_^;)
なぜあんなに生臭いのか、それはイワシの鮮度が落ちるのが早いから。
イワシの生臭さの原因と臭みを取る方法を調べて実行した結果、コレは凄い!と感じた臭み取りをお伝えします。
イワシの臭い原因は
なんで青魚の中でも特にイワシの生臭さが気になるのかは、イワシの鮮度落ちが早いから。
鮮度が落ちるのが早い
イワシは魚へんに弱いという字なだけに、陸に上がると直ぐに弱って腐りやすい魚です。(Wikipediaより)
鮮度が落ちると「トリメチルアミン」という物質が発生します。
トリメチルアミンはアンモニア臭に似た香りを持ち、イワシや青魚の臭いの原因となります。
なので、できるだけ新鮮なものを
購入すること。
でも、いくら新鮮なものを購入しても臭いは出るものです。
臭いの正体は
鮮度が落ちると「トリメチルアミン」という物質が発生し、これが臭い原因になります。この物質は主に魚の死後、腐敗の過程で細菌の活動が活発になり、細菌の持つ酵素によってトリメチルアミンが生成されます。
時間が経つほどこれが生成され臭いがどんどん出てきます。出れば出るほどアンモニア臭がになります。この細菌が繁殖しやすくトリメチルアミンが多く出やすいのが、魚の内臓やエラになります。
つまり内臓と血をしっかり取ることで、調理後の臭いが抑えられます。
細菌の発生を抑えるような低温の環境に置き、トリメチルアミンが大量に生成される前に食べれば臭くないのです。
だから魚は鮮度が命といわれてるのね。
臭いの原因は分かっても、家で調理するし、イワシは身が柔らかいので手で捌くときに臭いがつくのが嫌ですよね。
臭いを出さないポイント
そんなときの抑えるところとして、魚は内臓やエラから腐っていくので購入したら早く下処理をすること。手の匂いが気になる方は手袋をしてさばくのもいいですが、ここで塩を使ってみてください。
- 手に塩をまぶしてからイワシをさばきます。
- ウロコは臭いの原因となる細菌が繁殖しやすいとこでもあるので、ウロコをしっかり取り洗います。
- 内蔵、骨(細かい肋・腹膜)、血をしっかり取りすぐに塩と酒を振ります。(これで臭みの水分を出すことができます)
- 20分ほど置いてから冷たい流水で洗い、しっかり水気をとります。
手に塩をまぶして処理すると
手のにおいが気にならないです。
(傷があるときは注意)
さばいてあるイワシを購入しても、表面のぬめりはチェックしてしっかり洗い落としてね。
それでも手の臭いが気になる方は…。
食材が洗えるお水!野菜・肉・魚のアクを抜き、肉、魚の臭みを消します。
献立でも、臭み取りになる素材(ネギやしょうが等)と一緒に調理することで気にならなくなります。
イワシのひらきでレシピ
開いたイワシでこんな献立はいかが〜^^
「蒲焼き」と言ったら「鰻」だけど、イワシも美味しいです。しかも簡単^^
イワシの蒲焼き:材料(6枚分)
- イワシ(開き)・6枚
- 薄力粉・・・・適量
- A)酒・・・・・60ml
- A)みりん・・・60ml
- A)しょうゆ・・60ml
- A)砂糖・・・・20g
- ごま油・・・・適量
イワシの蒲焼き:作り方
下処理:イワシはウロコをはがし頭を切り落とし、内蔵を取って背骨に沿って開いて背骨を取り除く(肋、腹膜、血をしっかり取る)。開いた身に塩と酒をふって20分ほど置いたら流水で洗いキッチンペーパーなどで水気を拭き取っておく。
①イワシの両面に薄力粉をまぶします。(余分な粉ははたきます)
②フライパンにゴマ油をひき、中火でイワシの皮から焼いていきます。焼き目がついたら裏返してもう片面も焼きます。
③合わせたAを加えて軽く煮詰め、イワシの両面に絡ませたら出来上がり。
甘じょっぱいタレが脂ののってるイワシに絡みご飯に、おつまみに合います〜。
開いてあればササッと出来るので時短にピッタリの1品ですよ。調味料の加減はお好みで調整してくださいね〜。
まとめ
イワシの生臭い原因は。
- イワシは鮮度が落ちるのが早いから。
- 腐敗の過程で起こる細菌の活動でトリメチルアミンが生成されるから。
生臭さを取る方法。
- 購入後早く、手に塩をつけて下処理をする。
- 細菌の活動が起こりやすいウロコ、内蔵、骨、血をしっかり取る。
- 塩と酒をふって臭い原因の水分を出す。
- 冷たい流水で洗い流す。
イワシの臭さをおさえて美味しく食べましょう〜。
今回ご紹介したおすすめ商品は^^
食材が洗えるベジセーフ!野菜・肉・魚の臭みなどに、洗うことで鮮度も保持します。
皆さんの晩ごはんのお役に立てれば嬉しいです^^