「豚ロース」と「肩ロース」って
ロースの何が違うの？
お店のお肉のパックに記載されてる「豚ロース」と「肩ロース」に何となく肩だから肩のロースでしょ、って考えやすいですが、じゃあ豚ロースってどこ？同じじゃないの？って思ったことありませんか？
お肉のパックの見た目もあんまり変わらないので同じように思いがちですが、「豚ロース」と「肩ロース」で味や柔らかさ・カロリーが若干違います。
今回はそれぞれの違いと部位別で栄養価（カロリー・たんぱく質・脂質・ビタミンB1）を比較してみました。
またmaruが「豚ロース厚切り」でよく悩む
トンカツ・トンテキ以外の
料理なんかないかな？
そう思うことがあったら、玉ねぎでヘルシー！ご飯がススム「豚ロースの玉ねぎソース」を見ていって下さい。
- 「豚ロース」と「肩ロース」って違うの？って思ってた。
- 「ロース」の種類と違いが知りたい。
- 「ロース」の特徴に合わせたメニューが知りたい。
- 「豚ロース厚切り」でトンカツ・トンテキ以外のメニューが知りたい。
- 晩ごはんのおかずが決まってない。
豚ロース・肩ロースは何が違うの？
豚肉を購入するときに「豚ロース」「肩ロース」と記載がある時、二つの違いを知っておくことでメニューも考えやすくなります。
お肉の部位
部位の位置
豚ロースは背中の部分に位置し、背骨の両側にある部位です。
豚肩ロースは豚ロースよりも首に近い場所に位置しており、肩に近い場所であることから豚肩ロースという名前です。
肩肉という別の部位も肩に位置してます。「ウデ」とも言われます。一般的に豚こま肉の原料になるので安価で硬いというイメージのある部位
味わいと柔らかさ
豚ロースは脂と赤みのバランスが良く、質の高い部位と言えます。豚肉の旨味が凝縮されており、豚肉ならではの味わいを楽しめます。脂身と赤身の違いがはっきり分かるのが特徴です。
豚肩ロースは脂の部分が多めで、豚ロースに比べるとコクのある味わいであることが多いです。またロースと比べると肉の繊維が細く、赤身に脂肪分が混じっていて絶妙なバランスがで調理すると柔らかくなります。
よーくみると赤身に違いがありますね。
カロリーと栄養素
主な豚肉部位別の栄養価です。
| 100gあたり | 豚ロース | 肩ロース | 豚バラ | 豚もも | 豚ヒレ |
| エネルギー（kcal） | 248kca | 237kcal | 366kcal | 171kcal | 118kcal |
| たんぱく質（g） | 19.3g | 17.1g | 14.4g | 20.5g | 22.2g |
| 脂質（g） | 19.2g | 19.2g | 35.4g | 10.2g | 3.7g |
| ビタミンB1 （mg） | 0.7 | 0.7 | 0.4 | 0.9 | 1.2 |
肩ロースの方が赤身に脂身あるからカロリーは高いかと思ったけど
ロースの方がカロリー高いんだ～。
肩ロースとロースでは栄養価的にはそれほど違いはないですね。
他の部位と比べると、カロリーは圧倒的に豚バラ肉の高く、豚ヒレ肉が低いです。でもビタミンは豚ヒレの方が多いんですよね～。
料理に合う部位
ロースと肩ロースで分けてみました！参考にしてみてね☆
豚ロースはあっさりした味わいが特徴なので、炒め物や焼き物にするのに向いています。
厚切りなら
・とんかつ
・ポークソテー
ブロックなら
・チャーシュー
・ハム
薄切りなら
・しゃぶしゃぶ
・生姜焼き
豚肩ロースは和洋中、どの料理にも合わせやすくこってりとした仕上がりになるのが特徴です。煮物物に使えばコクが出るのでおすすめです。
・とんかつ
・生姜焼き
・カレー
・シチュー
・炒め物
お肉の性質から生姜焼きを固くしたくない時は「肩ロース」を選ぶと良いですね^^
またダイエッ中やカロリーを気にしている方は断然「ヒレ肉」ですね。
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豚ロース厚切りでトンカツ・トンテキ以外のレシピ
トンカツ・トンテキに飽きた！って時にやってみて下さい^^にんにく醤油とすりおろし玉ねぎの旨さでご飯もお酒も進みますよ～。
にんにくでパンチが効いてるけどさっぱりソースです。作ってみてね☆
豚ロースのにんにく玉ねぎソース：材料（3人分）
- 豚ロース厚切り・3枚
- 玉ねぎ・・・・・1個
- 塩こしょう・・・少々
- 片栗粉・・・・・大さじ2
- A）酒・・・・・大さじ2
- A）しょうゆ・・大さじ2
- A）みりん・・・大さじ2
- A）砂糖・・・・大さじ1
- A）酢・水・・・大さじ1
- A）にんにく・・小さじ2
- フライドニンニク・少々
- バター・・・・大さじ1/2
- サラダ油・・・大さじ1
お好きな付け合わせなど
豚ロースのにんにく玉ねぎソース：作り方
①玉ねぎは半分はすりおろし、半分は薄切りにしておきます。
②豚ロース厚切りを2㎝幅くらいに切って小麦粉を振っておきます。
③フライパンにサラダ油をひいて、火を付けて弱火から中火で①を焼いていきます。
④火を通した肉をよけて、フライパンを軽くキレイにしたら薄切りの玉ねぎを炒めていきます。
⑤玉ねぎが透き通ってきたら、Aの調味料とすりおろし玉ねぎ、フライドニンニクを入れて煮詰めます。
⑥お肉を戻して、味を馴染ませたら出来上がりです。
⑦お好きな付け合わせとともに、お皿に盛ってください。
にんにく醤油が食欲をそそります。味濃い目ですが玉ねぎの甘みでさっぱり食べれますよ～。
薄味がいい方は調味料調整してみて下さい。
★ポイント★
お肉を冷蔵庫から出すときは調理する前に出しておく（冷たいまま使わない）。お肉を焼く際は弱火からじっくり火を入れる。焼き中はお肉をあまり動かさないようにすると固くなるのを防げます。
炊飯器でカンタンに！豚ロースでさっぱり角煮はどうですか？「リンゴジャムでコク旨豚ロース角煮」もご紹介しています。良かったら見てね～。
生姜焼きが固くなる理由もお伝えしています「なんで固くなる？生姜焼きが固くなる理由とタモリさんの生姜焼きレシピ」も良かったら見てね。
まとめ
ロース肉と肩ロースは、近い場所にありますが、脂肪の付き方の違いがあります。
そのため焼く料理で比較すると、ロースの方が固くなりやすいです。
- ロースは脂肪と赤身がはっきり分かれているので、赤身部分が焼くことによって縮まるため、固めに仕上がります。
- 肩ロースは、赤身の中に脂肪が入っているので、やわらかく仕上げることができます。
そのかわり肩ロースとロースでは、ロースの方が肉の旨味が強いです。
お肉の特性を知ってお料理に生かしてくださいね～。
皆さんの晩ごはんのお役に立てれば嬉しいです^^
