あーーっ!
コロッケ揚げていたら爆発した!
一度はそんな経験ないでしょうか?
せっかく種から作ったのになんてことだ!?って思いますよね。
爆発してしまうと見た目は良くないし、そもそも溶け出ちゃったら食卓に出せない~って、
この日のごはんどうしよう~とも思います。
急遽、違う献立に出来ればいいですが、そう材料があるわけでもなかったりしますし…。
コロッケが爆発する理由を知っていれば、そんな失敗はなくなります!
今回はコロッケが爆発する理由とともに、見た目悪く出せなくなったコロッケのリメイクレシピのご紹介です。
コロッケが爆発する理由とポイント
コロッケは衣と具材(マッシュポテトと炒めたひき肉や玉ねぎを合わせたもの)で作られていますが、コロッケの破裂には、薄い衣のときに起こる破裂と、衣を厚くしたときに具材全体が膨張して起こる大きな全体破裂の2種類があります。
どちらも破裂の原因は同じで、加熱中に衣の付近、あるいは具材の温度が上昇し、それに伴って圧力が高まり、衣の強度を上回ることで破裂してしまいます。
コロッケに余分な水分が入っている。
水分量が多いと、具材側から衣側への水分移動が起きやすくなります。特に薄い衣の破裂は衣のすぐ下の水分量の多少に大きく影響されるので、水分が多いと衣のすぐ下で蒸気圧が高まり、衣の弱い部分から小さい穴が開き中身が吹き出て、破裂しやすくなります。
point:じゃが芋は蒸すか電子レンジ
茹でずに蒸すことで、余分な水分がでにくくなります。
point:ひき肉や玉ねぎは炒めて火を通す
炒めることで、ひき肉や野菜の余分な水分をとばすことができます。
point:粗熱を取って水分を飛ばす
炒めたひき肉や野菜などの具をつぶしたじゃがいもと混ぜたら、うちわを使って粗熱をとって水分をとばします。
具材が温かいまま揚げている
成形して温かいまま衣をつけて揚げると、衣より具材の温度上昇が早く爆発の原因になります。
point:衣をつける前に冷蔵庫で冷やす
冷やすことで、揚げているときにコロッケの中が高温になりにくく、水蒸気がでにくくなり、爆破しにくくなります。
成型後は冷蔵庫で冷やし具材を低温にしておくことで、揚げた際の温度上昇を遅らせます。具材が高温になる前に、強度のある揚げ衣を作ることができれば破裂を防げます。
冷凍コロッケを冷凍のまま揚げることが、うまく揚げるコツと言われてますが、それと同じです。
コロッケの衣が均一についていない。
衣が薄い部分から爆破しやすくなるので、衣はムラなく均一につけます。
point:衣を均一につけるには
コロッケに衣をつけるとき、溶き卵にくぐらせるとムラになりやすく、小麦粉と卵を水で溶いてクリーム状にしたもの(バッター液)を、コロッケにつけてからパン粉をつけると、衣が均一にしっかりとつきます。
卵なしのバッター液(小麦粉+マヨネーズ+水)もよく知られていますが、水分の多い液なのでつける前に小麦粉を薄くふるってかけておくと、一時的に衣の下の水分が少なくなり、加熱はじめの衣付近の破裂を防ぐことができます。
小麦粉は強力粉を使うと、衣がはがれにくくなりますよ。
油の量が少ない。
コロッケを揚げるとき、油の量が少ないとコロッケ全体が油に浸からず、コロッケ内の温度に差がでて、爆発しやすくなります。
point:少なくてもコロッケがかぶるくらいに
たっぷりとした油で揚げるほうが失敗は少ないです。
また少ない油だとコロッケを入れた時に温度が変わりやすいので、少ない油で揚げたいときは時間はかかりますが、小さい鍋を使って1~2個づつ揚げるのもおススメです。
揚げる時にコロッケを入れすぎている。
一度にたくさんのコロッケを揚げると油の温度が下がってしまい、コロッケの外側と内部の温度に差がでて、爆破の原因や、コロッケが油っぽくなる原因になります。
point:180℃で1回分は3個くらい
どうしても揚げ鍋いっぱいにコロッケを入れたくなりますが、180度の温度でコロッケ3個くらいを目安に揚げていくのがいいです。
揚げているときにコロッケを触った。
油に入れたとき、コロッケの表面が固まらないうちに触ってしまうと、衣に傷がついて爆発する原因になります。
何となく心配になって菜箸で状態を構いがちですが、我慢しましょう^^
コレが地味に難しい。。。
心配でつっついてしまうw
爆発したときのリメイクレシピ
でもどんなに気をつけていても、うまくいかない時はあります。
爆発したコロッケでも中身はコロッケ(;^ω^) 味は美味しいです。
そんなコロッケを違う献立にしてみましょう!
爆発モノなので見た目がカバーできるものがいいですね^^
グラタンやチーズ焼き
崩れたコロッケをつぶしてそのまま器に入れてホワイトソースやミートソースにチーズをかけてオーブンで焼きます。
定番ですが簡単で美味しく出来ます^^
コロッケドリア
ご飯の上に崩れたコロッケをのせて、ホワイトソースとチーズをかけてオーブンで焼きます。カニクリームコロッケだとめちゃ美味しいです。
ポテトサラダ
これも定番ですが、つぶしたコロッケにお野菜(キュウリなど)をプラスして少しのマヨネーズで和えるとポテトサラダになります。残り物のコロッケでもいいですね^^
コロッケカレー
爆発部分がそれほど大きくなければ、隠したい部分にカレーをかけるだけで普通に見えますし美味しいです。
コロッケ丼
かつ丼のコロッケ版!崩れていても卵でとじるので気になりません^^
または千切キャベツをしいた上にコロッケとミートソース(無ければケチャップでも)と粉チーズをかけてチンするとイタリアン風になって美味しいです。
コロッケパン、サンドイッチ
パンに野菜とコロッケを挟みます。コロッケの崩れ方によってパンの種類変えてもいいですね。サンドイッチだどかなり崩れたコロッケでも分からないのでおススメです。
コロッケハンバーグ
ハンバーグを作る際に、中につぶしたコロッケを入れてハンバーグのタネで包んで焼きます。コロッケのじゃが芋がトロトロになりひと味違うハンバーグで美味しいですよ。
コロッケの肉巻き
コロッケを俵形等に成形しなおして豚バラで巻いて焼きます。甘辛タレで煮詰めると美味しい1品になりますよ。
コロッケオムレツ
オムレツを作る過程で潰したコロッケとチーズを適量入れて作ります。ボリューミィで濃厚な味になるのでおススメです。
他にも自分なりにアレンジしてみるのもいいですね^^
まとめ
コロッケ揚げた時に爆発させないポイントは。
- 具材の水分を飛ばす。
- 衣をつける前に具材を冷やす。
- 衣をムラなく付ける。
- 油の量は多めで高温・入れたら触らない。
これを気をつけることで失敗はなくなりますよ。
maruの場合はコロッケをたくさん作って揚げる前の状態で冷凍保存して、好きな時に揚げることが多いですね~。
多少の爆発は気にしませんが…。笑
揚げ物レシピ「唐揚げと竜田揚げの違いは何?いつもと違う揚げ物レシピ」もご紹介しています。良かったら見てね~。
皆さんの献立てのお役に立てれば嬉しいです^^