人参の皮ってどうしてますか?
人参の皮を剥くか、どうしようか迷ったことありませんか?
残留農薬で剥かないで食べれるか不安の方や、野菜の皮をむくのは当然、というイメージがあったりします。
汚れていたりして、「皮なんて食べたくないよ」という方も多いのではないでしょうか?
でも実は、人参は皮ごと食べても人体に害はないので安心です。
もし包丁やピーラーで剥いて捨てていたら、とてももったいないことをしてますよ~。
今回は人参の皮について剥かなくてもいい理由と、皮について栄養からメリット・デメリットをまとめてみました^^
人参の栄養素を知って美味しい食生活を送りましょう~
また、人参が余ってる、沢山ある、人参だけでもう1品何作りたいな。
そんな時に役立つレシピをお伝えしますね~。
人参だけでも十分美味しいレシピです。
人参の皮はむかなくて大丈夫
スーパーで販売されている人参は、出荷前に専用の機械できれいに洗浄され、薄皮やひげ根が処理されています。
実際、人参の皮は非常に薄く、泥や汚れを洗い流す過程で自然に取れるほどです。
したがって、スーパーで購入する人参は、わずかな薄皮が残っているだけなので、皮を剥かずにそのまま調理しても安心です。
実際に、皮ごと調理することで人参の栄養を余すところなく摂取できます。
農薬の心配は?
「薄皮だけ残っていても、農薬が残っていないか心配」と感じる方も多いですよね。
しかし、農作物に使用される農薬の量は、農林水産省が厳しく規制しており、さらに厚生労働省や保健所による検査も行われています。
これにより、店頭に並ぶ人参にはほとんど農薬が残っておらず、皮ごと食べても健康に影響がないレベルに抑えられています。
厚生労働省のデータによると、市販の人参に含まれる残留農薬の量は人体に無害とされています。
皮の栄養価は
野菜全般に言えることですが、皮をむかないで食べることで、より多くの栄養素を摂取できます。
人参の皮には、カリウムやビタミンA(β-カロテン)、食物繊維が豊富に含まれています。
人参に関しては皮の内側ギリギリのところにβ―カロテンが多く
あると言われています。
人参可食部 100gあたり | 生皮つき | 生皮むき |
エネルギー(kcal) | 39 | 36 |
たんぱく質(g) | 0.7 | 0.8 |
炭水化物(g) | 9.3 | 8.7 |
食物繊維(mg) | 2.8 | 2.4 |
カリウム(mg) | 300 | 270 |
カルシウム(mg) | 28 | 26 |
マグネシウム(mg) | 10 | 9 |
リン(mg) | 26 | 26 |
鉄(mg) | 0.2 | 0.2 |
β-カロテン当量(µg) | 8600 | 8300 |
ビタミンK | 17 | 18 |
ビタミンC | 6 | 6 |
葉酸 | 21 | 23 |
文部科学省の「日本食品成分表2020」によると、皮付きの人参100gには、カリウム300mg、β-カロテン8600µgが含まれており、皮なしのものよりも栄養価が高いです。
したがって、皮ごと食べることで、より効率的に栄養を摂取できます。
皮つきの洗い方
残留農薬の心配がないとはいえ、食べる前にはしっかりと洗うことが大切です。流水で30秒程度洗い、泥や細菌を取り除きましょう。
ポイントは流水で30秒!です^^
食材用の洗剤や重曹を使用することもありますが、流水だけでも十分効果があります。特に、皮付きのまま食べる場合は、丁寧に洗うことで安心して食べることができます。
また泥付き人参は泥にて新鮮さを保っているため、普通のにんじんと同様にきれいに水洗いすれば、皮ごと美味しく食べられます。
皮つき・皮なしの調理法
人参は皮ごと食べられる野菜であり、皮付きのほうが栄養素を無駄にしません。しかし、調理法によって使い分けることが重要です。
例えば、加熱ムラを防ぎたい場合や、見た目を美しく仕上げたい場合には皮をむくと良いでしょう。
一方、炒め物やサラダなど、食感を楽しみたい時には皮付きがおすすめです。
剥いた皮は別メニューで
きんぴらなどにすると食品ロスにもなります。
皮つきの向いている調理法
千切りにするか、ピーラーで剥くように切って炒めもの、かき揚げ、サラダなど。
薄くする・細かく切ることで皮つきでも気にならず食べやすくなります。
β-カロテンは油と一緒に調理することで吸収率が高まるため、皮付きのまま油で炒めるとより栄養価が高まります。
皮なしが向いている調理法
乱切り・拍子切りなどにして煮物など、皮なしにすると味がしみ込みやすくなります。
皮つき、皮なしで食感も変わります。栄養素量などを考慮し、切り方も工夫してお好みの使い方を選んでくださいね。
大量消費できる人参だけレシピ
晩ごはんの副菜に、沢山人参あるから~って時におすすめ「皮ごと人参だけレシピ」です。
カンタンに出来るので是非作ってみてね~。
人参のごまみそ炒め
炒めるだけ!細く切れば切るほど早く出来ます~。もう一品ほしい時に是非^^
材料(3人分)
- 人参・・・・1本
- A)みそ・・大さじ1
- A)みりん・小さじ2
- 顆粒だし・・小さじ1/2
- 白いりごま・少々
- ごま油・・・大さじ1
作り方
①人参を千切りにします。
②フライパンにごま油をひき、中火で①がしんなりするまで炒めます。
③人参がしんなりしたら顆粒だしとAを入れて更に炒めます。
④味が染みたらお皿に盛って、白いりごまを振って出来上がりです。
みそとみりんはあらかじめ合わせておくと、スムーズに炒め合わせやすいです。ごま油の香りがそそる簡単で美味しい炒め物、みそ味がごはんもおつまみにも合いますよ^^
人参だけで作ってますが、ツナやひき肉と合わせるのもおすすめです♪
人参のガレット風
細く切ったらチーズと混ぜて焼くだけ!おつまみにもおやつにも^^
材料(26㎝フライパン1枚分)
- 人参・・・・・1本
- ピザ用チーズ・40g
- 粉チーズ・・・大さじ2
- 塩こしょう・・少々
- サラダ油・・・大さじ1
作り方
①人参は千切りにしてボールに他材料とよく混ぜ合わせます。
②熱したフライパンにサラダ油を入れて焼いていきます。
③チーズが溶けこんがり焼けたら裏返して焼き、両面焼き色が付いたら出来上がりです。
チーズは焦げやすいので気をつけて(;^ω^)ちょっと焦げ目が付いたほうが、チーズがカリカリして美味しいです♡
人参大量消費に向いてますよ~。
キャロットラペ
「キャロットラペって洋風のオシャンな料理だよね?」
いえいえ、意外におうちにある調味料で作れます^^
材料(3人分)
- 人参・・・・・・・・・中1本
- 塩(塩もみ用)・・・・少々
- A)オリーブオイル・・大さじ1
- A)酢・・・・・・・・大さじ1
- A)マスタード・・・・少々
- A)砂糖・・・・・・・少々
- 乾燥パセリ・・・・・少々
作り方
①細切りできるスライサーでガンガンすったら、スライサー箱の中のまま塩をまぶして5分くらい放置します。(水分でるので)
②①の少し水気を絞って、Aの調味料と混ぜて出来上がり!お皿に盛って乾燥パセリをふります。
ポイント
スライサーを使うことで時間短縮、洗い物も少ないです。もしスライサーも面倒ってことなら、細かく千切りにしても大丈夫です。
少し冷蔵庫で冷やすと更に美味しく^^ 盛り付け時、乾燥パセリは生パセリがあるとかなり見栄えよくなります。
普通は白ワインビネガーとかはちみつとか果物とか入れたりするのが多いけど、そんな小洒落たものなくてこれでも普通に美味しいです。試してみてね。
他にも人参を使った主菜「人参をレンジで6分!ヘルシーだけど満足キャロット肉巻き」もご紹介しています。良かったら見てね~^^
まとめ
市販の人参は皮ごと食べても安全で、皮には多くの栄養が含まれています。
皮ごと調理することで、時間短縮や栄養の効率的な摂取が可能です。食品ロスも防げるので、ぜひ皮ごと人参を使ったレシピを試してみてください。
ガレットにはくっつかないフライパンがおすすめ^^maruが使っているのは窒化加工鉄のフライパン!使いやすさ抜群です!
今回使った千切りスライサーはmaruおすすめ!貝印のスライサーセットです^^
晩ごはんの1品にお役に立てれば嬉しいです^^